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学校連携始めました!

 以前から、scrumでは、生徒さんの学習状況や学校での生活態度、家庭での様子などを共有することでよりよい療育ができると考え、積極的に保護者の方や学校との連携を図ってきました。このたび、大和郡山市が地域医療支援ネットワーク推進事業のモデル地域として認められ、正式に学校連携を強化することになりました。今まで独自に行ってきた活動が公に認められたことになります。

 

 地域療育支援ネットワーク推進事業は障がい児をめぐる環境に地域差があるため、行政、事業所、教育機関がもっと連携し、情報を共有することで、どこに住んでいても必要な療育・支援が受けられるよう改善することを目指しています。そこで、まず、社会資源の整った地域をモデルにして地域療育支援ネットワークを構築し、障がい児が必要な療育・支援を受けることができる体制づくりをします。地域には行政や保健所、保育園や学校といった施設以外に保健センターや児童発達支援センターなど、障がい児に関わる施設や機関がたくさんあります。また、私たちのような児童発達支援や放課後等デイサービスを行う施設、そしてそれらを繋ぐ相談支援所などもあります。私たちは、本来、この施設間で障がい児に関する情報を共有することで円滑な引継ぎが可能となり、結果として障がい児に必要な療育や支援を提供することができると考えています。

 

 これまでは、私たちが直接、行政や学校、相談支援所に出向いたり、保護者の方と面談を重ねたりして情報共有をしてきましたが、一放課後等デイサービスが行う活動としては限度を越えており(時間やそれにかかわる人件費の捻出が困難)、継続するためには制度の確立が必要だと考えていました。今後はモデル地域に指定されたことで、学校連携もより充実させることができると思います。