子どもの可能性、環境の重要性

 本日は京都のこども園さんにお邪魔してきましたが、素晴らしい施設で本当に驚きました❕❕なんと、ここでは、未就学児が大人顔負けレベルで立派に自立した生活を送っているのです。何かというと・・・お昼寝やお昼ご飯が予約制です。こんな小さな子供たちが、今日はお昼寝したいから昼寝の予約を入れておこう、と考えて予約ボードに記入するのです。信じられますか?おやつも自分で選んで、カロリー計算ができるようになっていたり、遊び方にも、様々なルールがあり、この部屋では三人で遊びましょう、など、みんなそれぞれのルールに従って遊んでいるのです。驚きました。こんな小さい子どもでも、環境を整え、的確な導きがあれば、ここまで自立することができるのだと。今まで見たどんな幼稚園とも違ってとにかくショックを受けると同時に、たくさんのアイディアを得ることができました。

 

 発達障害の子どもたちはIQを測ると3歳くらいです、とか、小学校低学年くらいのレベルです、とか、実年齢より下の値が出ます。でも、考えてみると、3歳でもここまでできるのです。やっぱり子どもの可能性は限界がないなあと思います。子どもだからこれはできないだろうとか、子どもだからここはやってあげようとか、きっと限界を決めているのは大人の方なのです。スクラムの活動は、勉強を軸にはしていますが、もちろん生活面も指導しています。とにかく、できるだけ自分のことは自分で。一見、冷たいように見えるかもしれませんが、いつまでも私たちが手伝ってあげられるわけではないのだから、今だけ手伝うのはかえってよくないことだと思うのです。時には心を鬼にして、見守っています。時間がかかっても、辛抱強く待ちます。最初はできなかったり、甘えるのが当たり前になってしまっていた子どもも、環境が変わり、何回も繰り返すことで、色々なことができるようになっていきます。その結果、学校での生活態度も変わるようで、先生からご連絡をいただくことがあります。『スクラムの生徒さんだけ、制服を着替えた後、きれいに畳みます!よっぽど厳しく指導していただいているのですね?』とか、『スクラムに行くようになってから学校で手を挙げて発表するようになりました。どのような指導をされているのですか?』とか、『とっても積極的になって、クラス会議の司会者をやってくれました!』などなど・・・・別にめちゃめちゃ厳しく指導しているというわけではないですが、口酸っぱく何回も指導させていただいております。それが先に就職を見据えた一歩になると思っているからです。

 

 ちなみに、今日はなぜ、こちらの施設にお邪魔したのかというと…こちらの経営者様がこれから新設する施設に I システムの導入を決めていただけているからです。その打ち合わせでしたが、本当に行ってみてよかったです!驚異の未就学児を見て、たくさんのアイディアをいただいてきたので、これからスクラムの活動にも取り入れたいと思います。楽しみにしていてください!